ご予算と諸費用

ご購入に際しては先ず予算の検討が重要です。はじめての方はいったい何から始めたらよいのか?、また購入には実際いくらくらいの諸費用がかかるのか?など不安な点も多いと思います。ここではそれら融資や諸費用のご説明を差し上げます。

住宅ローン(モーゲージ)とは?

ご購入の不動産を抵当にした住宅ローンをモーゲージ(Mortgage)といいます。融資の審査には事前に受けるプリ・アプルーバル(仮審査)と、実際に物件が決まってからのファイナル・アプルーバル(本審査)の2段階があります。先ずはプリ・アプルーバルのご相談をご利用の銀行担当者、もしくは住宅ローン専門家(一般にモーゲージ・ブローカーと呼ばれます)にご相談下さい。特に心あたりの無い場合や、日本語をご希望の場合には私の方から何社かご紹介差し上げます。

プリ・アプルーバル(仮審査)のメリット

物件探しの前にプリ・アプルーバルを受ける理由は、①借り入れ限度額を知る ②現時点でのベスト金利(%)を90日~120日間保証してくれる点にあります。実際の購入時に更に金利が低くなった場合は、その時点でのベスト金利をチョイスできます。

モーゲージのポイントは?

モーゲージには基本のポイントがいくつかあります。当然できるだけ安い金利を長くキープするのがベストですが、相談前に以下の用語を知っておくと役に立ちます。

① open / close
オープンは何時でも、幾らでも追加返済が可能なタイプで、一方クローズは契約期間内での追加返済額に制限があります。
② term
融資の契約期間で数ヶ月~10年以上がありますが、最も一般的なのは3~5年更新型です。
③ fix / variable
借り入れ金利%の、固定金利制か変動金利制の違いです。変動制の場合、契約期間中に金利%が多少上下します。
④ amortization
完済期間の事で、最長25年ローンが一般的です。

ダウンペイメント(頭金)はどれくらい必要ですか?

購入金額の20%以上が理想的ですが、それ以下でも最低5%の頭金から購入が可能です。頭金が20%未満の場合は、モーゲージ保険への加入が必要となり、借り入れ金額の2.8%~4.0%の掛け金が発生します。保険の掛け金は一括で支払う方法と、借り入れ額に加算して月々支払う方法があります。

購入にはどれくらいの諸費用がかかりますか?

購入金額以外で掛かる費用は、

① 不動産取得税(Property Transfer Tax)
購入額のうち、はじめの$20万ドルに対して1%、$20万(Property Transfer Tax) ドルを超える金額に対して2%課税されます。 $2million超えた金額には3%、$3million以上は5%の累進課税。 *但し、はじめて不動産を買うファーストタイムバイヤーに対しては購入額$500,000ドルを上限として 全額免税の特典が受けられます。($525,000まで部分控除)
② 弁護士又はノータリー
登記手続き、金銭取引を代行します。 $2,500ドル~$3,000 ドル程度。
③ インスペクション
本契約前に専門家による住宅検査を行います。 $450~$800ドル程度。
④ 住宅の査定代
銀行によって異なり、おおよそ$400~$500ドル程度
⑤ 税金、管理費の調整
年間の固定資産税、月々の管理を日割り計算にて調整
△ GST(消費税)
新築物件にのみ、5%GSTが課税されますが、本宅の場合は$35万ドルを上限に最大$6,300ドルが控除されます。 ($450,000まで部分控除)

ポイント!!

  • ファーストタイムバイヤーは他にもRRSPなどの特典があります。
  • セカンドオーナー以降の中古不動産物件は、GST税が掛かりません。
  • エージェントの不動産仲介費は売り手側から支給されますので、購入に際しては不動産仲介費用は無料です。

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