2016年10月のバンクーバー及びフレーザーバレーの不動産市場統計が発表になりました。

グレーターバンクーバー市場

10月の売買軒数は2,233件と昨年同月比では38.8%の減少となり、これは過去10年間の10月のセール平均よりも15%程度低い数字となりました。今年春頃をピークに序所に下がり始めた売買軒数に、夏以降の政府の新規税導入やモーゲージ審査に対する規制強化などが拍車を掛けた形で、売り手、買い手の双方が市場の成り行きを注視している状態です。但し価格的にはまだまだ反映されておらず、先月9月と比べても平均で-0.9%減と、ほぼ横ばいとなっています。不動産のタイプ別に見ると、一戸建て物件では売買成約率も10%～15%程度と激減し、価格も10%程度下がってきています。一方マイホーム市場のタウンハウスや既存のコンドミニアムなどは相変わらず成約率40%以上を維持しており、今買えるうちに購入したいという実需マーケットにより活発に売買がされています。

一戸建て　＝　売買軒数652軒（昨年比54.6%↓）、平均価格$1,545,800（先月比1.4%↓）

コンドミニアム　＝　売買軒数1,178軒（昨年比23.7%↓）、平均価格$512,300（先月比0.3%↑）

タウンハウス　=　売買軒数403軒（昨年比39.5%↓）、平均価格$669,200（先月比1.1%↓）

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フレーザーバレー市場

サレーを中心としたフレーザーバレーの不動産は、ローカル市場の強い需要に下支えされ、10月も活発に売買がされています。10月は合計で1,463軒が売買され先月比では12.1%上昇しています。これらの半数以上はタウンハウス（389軒）やコンドミニアム（400軒）が占めており、それぞれ昨年比で10.2%、コンドに至っては56.3%の上昇となっています。特にタウンハウスの需要は高く、売り出し物件数も減ってきている事から、今後もこれらの市場は安定した伸びが予想されます。

一戸建て　=　平均価格$872,100

タウンハウス　=　平均価格$421,300

コンドミニアム　＝　平均価格$254,300

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