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住宅ローン(モーゲージ)のルールが改訂され審査が厳しくなります。

連邦政府の方針により、多くの消費者が支払い限度を超えた無理な住宅ローンを組まないよう、ローンの審査や基準が厳しく改訂されます。これにより殆どのケースで、現在よりも借り入れ限度額が大幅に減少しますので、これから住宅のご購入をご検討の方は予算組みの再検討が必要になります。

① ストレステスト

2016年10月17日より、住宅ローンの審査は、バンク・オブ・カナダの5年固定金利制の%を基準に審査されます。実際のベストレートは2.39%(条件付きで)からありますが、審査の段階では2%以上高い4.64%にて計算がされます。これにより世帯年収が$8万ドル、その他のローン無し、5%頭金での購入限度額は$53万ドルから$41万8,000ドルまで減少してしまいます。住居費の支出(ローン、光熱費、固定資産税)は所得の39%まで、更にその他のローンを含めても所得の44%までとされています。

② 11月30日~は20%以上の頭金を用意しても、モーゲージ保険が必要な場合、完済期間は最長25年ローンまでで、購入金額は$1ミリオン以下で、自宅として使用する事が必要。

③ キャピタルゲイン税の引き締め

現行では本宅を売却した際はキャピタルゲイン税は非課税で、翌年の確定申告時にも特に申告義務はありませんでした。しかし2016年度の税務申告から、本宅に対する非課税は変わりませんが、売却の申告義務が発生します。これにより今まで見過ごされていた非居住者や、本宅ではないのにキャピタルゲイン税を申告、納税していなかった人達の取り締まりが強化されます。

④ 政府と銀行のリスク共有

現行では銀行がモーゲージ保険を購入し、政府が100%のリスクを負っていましたが、これらを実際に貸し出しをする銀行にもリスクを配分する案が出ています。これらが決定すると、銀行はリスク回避のために、住宅ローン利率を上げて対処するものと予想されます。

不動産バブルのリスク回避のために刻々とルールが改訂されていきますので、これからマイホームをご検討の方はこれらの変更に注意が必要です。以外と皆様が思っているよりも住宅ローンのハードルは上がってきています。

 

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