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8.142020
2020年7月のグレーターバンクーバー及びフレーザーバレーの不動産統計。
2020年7月のグレーターバンクーバー、及びフレーザーバレーの不動産売買統計が発表されました。不動産売買のプライムタイムである4~5月が、コロナウィスルの影響で停滞しましたが、7月に入りそれらの売買が活発化してきました。
グレーターバンクーバー市場
先月7月の売買軒数は例年に比べ大幅に増え、合計で3,128軒が売買されました。これは昨年比+22.3%の売れ行きです。これは4~5月停滞期から売買時期をうかがっていた売り手、買い手双方が9月の新年度に向けて動き始めたのが要因と考えられます。コロナ政策の影響で住宅ローン金利も2%前後と、空前の低金利時代となっており、多くのファーストタイムバイヤーが市場に参入してきているのに比べ、売り手側は現在の停滞市場を注視しながら、まだまだ売り控えている為、結果として売り物件不足状態となり、一部のエリアや不動産タイプでは再び競合オファーによる売り手市場を呈しています。
9月から更に売買が増えて行くものと予想され、一般不動産は来春に向けて価格も上昇に転じると思います。。一方で2ミリオンを超えるような高額不動産は引き続き停滞、価格の下降が予想されます。今まで市場をリードしてきた圧倒的な中国マネーが送金規制によってストップした事が大きな要因と言えます。
このようにバンクーバーの不動産は、エリア、価格帯、物件タイプによって売買状況が大きく異なりますので、TVのニュースを一概に鵜呑みにせず、個々に合った情報入手が不可欠です。クライアント様には随時これらの有益な情報を無料で提供させて頂いておりますので、是非ご相談ください。
フレーザーバレー市場
サレーやラングレーを中心としたローカル市場は合計で2,100軒が売買され、先月昨年同月比+44%という記録的な売買軒数の増加となりました。3ベッドルームのタウンハウスが$50ドル代から購入可能で、一般の育児世代に最も人気のエリアと言えます。歴史的低金を背景に、今年後半、来春もマイホーム購入者は益々増加が予想され、価格も緩やかに上昇に転じるものと考えられます。
一方で来月9月頃から、住宅ローン支払い延期猶予期間の6カ月間を過ぎるホームオーナーが増えはじめ、完全失業などにより早く売り抜ける必要がある人は、多少価格を下げてでも売らざるを得ない状況になります。実際に返済が不能となった場合には、銀行のよって裁判所に競売の手続きがとれらますが、実際に競売になるまでのプロセスは約15~18カ月間と言われています。特に郊外型の市場は腰が弱く失業なども多い為、来年後半くらいからは競売物件なども増えてくるのではと予想されます。
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